飛行機の機内に持ち込みしたくても禁止されているものや制限されているか気になりますよね。
今回は持ち込んでいいかどうか微妙な品物やのサイズ制限について調べてみました。またペットボトル飲料以外の液体などについても紹介していきます。
飛行機の機内に持ち込み禁止・受託も禁止な危険物
飛行機に乗る際に機内に持ち込みも禁止なものと、受託荷物として預け入れることもできないものがあります。
代表例をいくつか紹介していきます。
受託荷物として預け入れることができない荷物として大きく分けて六つあります。
2毒性・酸化性物質
3可燃性物質
4高圧ガス
5引火性物質
6腐食性物質
画像にあげているものはそれぞれの項目で代表的なものになります。
品目 | 代表的なもの |
火薬 | 花火・クラッカー |
毒性・酸化性物質 | 漂白剤・農薬・バルサンなど |
可燃性物質 | 炭・マッチなどの燃料 |
高圧ガス | ライター用補充ガスなど |
引火性物質 | オイルタンク式ライター |
腐食性物質 | 液体バッテリー・水銀 |
高圧ガスの中にはスポーツ用のスプレー缶やダイビング用のガスボンベも含まれるので注意しましょう。
国内線で機内持ち込みできるか仕分け
機内持ち込みOKなものと制限や注意点
- コンタクトの保存液
国内線であれば問題なし(開封済みペットボトル飲料と同等の扱い)。
- ミルク・離乳食
国内線は問題なし。
- お菓子
国内線は問題なし。
- カミソリ
T 字カミソリや化粧用の先端の尖っていない刃体の長さが4 CM 以下のカミソリであれば機内持ち込みが可能。 - 髭剃り
T 字型のカミソリかつ、刃体の長さが4㎝未満であれば持ち込み可能。
床屋さんが使うような折りたたみ式は持ち込み不可。
- キャリー、スーツケース
上限を超えていないサイズであれば持ち込み可能。
- スプレー缶
種類によっては持ち込み禁止。
ヘアスプレーや制汗スプレーなど化粧品類スプレーは制限ありだが持ち込み可能。
- ハサミ
JAL では刃体が6 CM 以下で先が尖っていない営利ではないものであれば持ち込み可能。
- パソコン
持ち込み可能。ただし保安検査場ではバックから取り出して検査してもらう。
- ヘア アイロン
コンセント式やガス式であれば持ち込み可能。
取り外しができる電池式のヘアアイロンは航空会社によって規定が違う。
- ペット ボトル
ペットボトルの中身が飲料であれば持ち込み可能。
ただしアルコールの場合、度数によっては持ち込み不可。
- 傘
持ち込み可能。長さの規定はないが、先端が鋭利な場合は持ち込みできない可能性がある。
- 充電器
スマホなどのコンセント形式の充電器であれば持ち込み可能。
モバイルバッテリー付きの充電器は160 W を超えるものは持ち込み 、受託不可。
- 化粧水
制限はあるが持ち込み可能。
1容器あたり0.5 L または0.5 kg、 一人当たり合計2 L または2キロまで機内持ち込み可能。 - 化粧品
基本的には持ち込み可能だが、リキッドのマスカラやアイライナーなどが液体物扱いになり持ち込み制限の対象となる。
- 薬
機内で使用する分量であれば持ち込み可能。
保安検査場で分かるように、医薬品のラベルや処方箋の写しなど 持参する。
- 電池
乾電池やボタン電池は持ち込み可能。
リチウムイオン電池と言われるパソコンのバッテリーなどの電池は160 W を超えるものは持ち込み不可。
- 香水
制限付きで持ち込み可能。
1容器あたり0.5 L または0.5 kg、 一人当たり合計2 L または2キロまで機内持ち込み可能。
- 瓶
持ち込み可能。アルコールについては度数の制限があるので注意。
液体物の持ち込み制限
液体物の区分の考え方
飛行機に液体を持ち込むときは容量に制限があるのですが、どんなものが液体物になるかまず紹介していきます。
タプタプとした液体はもちろん、ジェルやローション、クリームやスプレーまで液体物として見られます。
歯磨き粉や練り香水といったクリーム状のものも液体物になるので注意が必要です。
特に女性で気をつけて欲しいのが、リキッドアイライナーやクリーム状のリップグロスです。これらも液体物になるので制限がかかる場合があります。
飲み物以外の液体物を持ち込む方法や制限
液体の機内の持ち込みについては国内線よりも国際線の方がかなり厳しくなっています。
国内線にも病気などに対して制限がありますが国際線の方が制限の ライン が低くなっているため荷造りなどでも気をつけましょう。
参考に ANA の手荷物について紹介されているページをリンクしておきます。
国際線:https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/prepare/baggage/carry-on/baggage-limit.html
容器 | 透明な袋に1まとめにする | |
国内線 | 1容器あたり0.5L、0.5kg | 必要なし。 |
国際線 | 100ml以下の容器 | 正方形の場合 縦20cm以内×横20cm以内 |
長方形の場合 縦横の合計が40cm以内 |
国内線では容器も制限が低く、持ち込みの品物をひとまとめにすることはありません。
しかし国際線では100ミリ以下の透明の容器に、液体を入れておかなければいけません。
100ミリ以上の透明の容器に、100 mm 以下の内容物を入れても持ち込み不可になるので注意してください。
また国際線では、持ち込む予定の品物をジップロックなどでひとまとめにしておく必要があります。
飲み物の手荷物としての持ち込みは禁止?
飛行機の中にペットボトル飲料を持ち込むことは可能です。
保安検査場ではバックから取り出して 手荷物検査を受けましょう。
ペットボトルを開封していなければ基本的にはチェックを受けることもありません。
開封している場合一度保安検査場のスタッフから「中身は何ですか?」と聞かれるだけですので、中身を答えてください。
できるなら、保安検査場を抜けた後の売店や自動販売機で買うのがベストです。
お土産として購入した飲料やアルコール類は受託手荷物として預け入れることが可能です。
ただしビン類の飲料は割れやすいので持ち込み荷物にした方が安心です。
アルコールについては、度数によって持ち込み・受託どちらも不可の可能性があるので気をつけてください。
機内持ち込みが可能でもサイズ制限がある
機内に持ち込める手荷物は二つまでになっていて規定サイズや重量などがありますので紹介していきます。
バックやお土産などでついつい手荷物が多くなってしまいますが機内に持ち込めるのは二つだけです。その他のものは受託手荷物としてカウンターに預けてしまいましょう。
ANA や JAL
ANA や JAL ではキャリーバッグの重量+バッグの重量=10 km 以内が標準です。
ただし100席未満か100隻以上の機体かに寄って荷物の大きさの上限が変わってくるので注意しましょう。
席数が100以上:合計: 115CM 以内、55 CM× 40 CM× 25 CM 以内
ジェットスター
キャリー+ハンドバッグの重量=7kgまで
キャリーケースなどは「高さ56cm×幅36 CM× 奥行23 CM」、 スーツカバーなどは 「高さ114cm×幅60cm×奥行11cm」
ジェットスターの場合、重量が7キロと少なめになっていますが料金オプションをつけることで10 kg まで上限を上げることが可能です。
ただしこの料金オプションは数量限定になっているので早めに対応したほうがいいでしょう。
PEACH、スカイマーク、ソラシドエアなどの LCC
基本的にはジェットスターと同じで二つの荷物の総重量が7キロ未満になります。
荷物の大きさはピーチのみ50 CM×40 CM× 25 CM
スカイマーク、ソラシドエアは55 CM× 40 CM× 25 CM となっています。
ほぼ同じですが5 CM ほど差異がありますので気をつけましょう。
各航空会社のリンクを貼っておきます。