
シーサーをお土産としてもらっても、置き場所や飾り方が分からない人も多いかと思います。
シーサーは家の中に入ってくる災いを防ぐためのものなので玄関に置くのが主流です。
玄関以外の置き場所についても調べてみたので紹介していきます。
このページの目次
シーサーの置き場所は玄関以外でもOK
家をマジムン達から守ってくれる、シーサーの置き方や置き場所について紹介します。
玄関に置くなら
沖縄では屋根の上に置かれているのが目に付きますが、実は玄関に置くことが主流なんです。
玄関の中の床に直置きしても問題ありません。
ただし、必ず玄関の外に向かってシーサーの顔を向けておくこと。
マンションなどの場合は、玄関よりも窓からの気の乱れが気になるので、マンションの場合は室内の窓の方がベストです。
下駄箱の上に置くなら
下駄箱の上は、ついつい物が散乱しがちです。
シーサーは神様になるのでこまめな掃除と整理が必要です。
シーサーを置く場合、直置きや台座ではなく可愛らしいマットなどを利用するとスッキリして見えます。
下駄箱は玄関に置いてあると思うんですが、玄関の扉を向けて外に顔が向くようにすることがポイントです。
室外に置く場合
玄関以外の室外に置く場合は、沖縄では赤瓦の屋根の上に置かれています。
しかし、屋根の上に置いている場合漆喰を使って固定しているので、お土産としてシーサーを購入しても屋根に接着するのは難しいです。
門柱の上も、コンクリートの台座やコンクリートの接着剤などが必要になるため、あまり現実的ではありません。
一番簡単なのは庭にスペースを作って、北東方向や玄関の方向にシーサーの顔を向けておくことです。
室内に置く場合
マンションやアパートなどの集合住宅では、玄関や室外に飾ることが難しいかと思います。
その場合、出窓や廊下に床置きしても OK です。
ただし室内であろうが飾る場所は神様の居場所を作ってあげるつもりで、事前にしっかり掃除をしておきましょう。
飾ってしまった後も定期的に掃除をしましょう。
壁掛けタイプを購入したのであれば、道路側や玄関の壁にした方が効果があります。
風水としての豆知識
風水では【鬼門】よくない方向があります。
鬼門の方向は東北と言われているので東北の向きに、シーサーの顔を向けるとお守りとしての効力があります。
シーサーは家を災いから守るために置くので、お守りとしてではなく気の乱れなどが入ってくる方向に置くのが一番風水の効果を発揮してご利益がでてきます。
シーサーの置き方や飾り方を間違うとまずい!
シーサーを置く場所が決まったら次は飾り方について紹介していきます。
シーサーの位置について
シーサーお家に配置する目的として、外から入ってこようとするマジムン(災いなど)を防ぐためです。
マジムン等は人が利用する場所を通ってやってくるため、シーサーも人が通るような道路や玄関などに置くのが良いとされています。
そのため玄関や、出入りをよくするベランダの近くなどに置くと良いでしょう。
中には、1日の中で必ず入るトイレの中に壁掛けをする人もいます。
シーサーの並び方について
シーサーの並び方は基本的には夫婦一対になっています。
夫婦の役割もメスとオス(口を開けている方)でそれぞれ決まっているので、効果的な結界を作るために場所もそれぞれ決まっています。
顔の向きが外向きにしてほしいのは、敵(マジムン)を見据えて追い払うためともいわれています。
確かに、敵がくるか見張っているのにお尻をむけてしまうとわかりませんよね。
シーサーの風水豆知識
風水では、オスが陽の気、メスが陰の気をもつといわれています。
陰陽が揃っていると運気が上がる効果もさらに期待ができます。
ただし、必ず一対でなければいけない。というわけではないので、 雌雄 同数で揃えなくても大丈夫です。
注意して欲しいのは、龍の置物の近くに置かないことです。
龍はプライドが高いため、他の動物と一緒に置かれるとあまり良くない効果が出てしまいます。
シーサーを置く台座を使っている人もいます。
キーホルダーやシーサーを作成できる体験などでは、セットで販売されていることも多いです。
シーサーの左右の並びについて
シーサーのつがいの置き方には意味があり、左右を逆にしてしまうと、シーサーの役割が低下してしまうので気をつけましょう。
仏教でいう阿吽という考え方になります。
阿吽は宇宙や万有などを表している仏教用語です。
金剛力士像や、神社の狛犬も同じ【阿形】と【吽形】の1セットで考えられています。
シーサーはもともと【シーハ】が方言になった 言葉なので、仏教の考え方が入っていてもおかしくありませんよね。