時が止まった島、竹富島の魅力


みなさんは、沖縄がお好きですか?晴れた青い空、澄んだ青い海、白く輝く珊瑚礁、そして全てを包み込むように輝き続ける暖かい太陽。誰もが一度は楽しんでみたい光景ではないでしょうか?

忙しい都会とは違い、のどかで時がゆっくりと進み、独自の文化を形成していった沖縄。実は、琉球王朝時代に首都の王城として建てられた首里城が有名な那覇市がある沖縄本島以外にも、沖縄県は160もの島からできているということをご存知でしたか?

その160もある島の内、実際に人が住んでいるのは47の島、残り113の島は無人島となっています。そして、人が住んでいる47の島のうち、沖縄本島以外の島では宮古島と石垣島が有名ですが、竹富島はご存知でしょうか?

昔、テレビのコマーシャルなどで私たちが見た、赤い瓦の家が並ぶ沖縄の古い町並みがそのまま残っているのが、この竹富島です。

沖縄の中で最も歴史が残る竹富島に魅了され、今もたくさんの人が観光に訪れるのですが、そんな旅の移動中の待ち時間にピッタリなのがオンラインカジノ。人気サイトを参考に気軽に遊びながら、竹富島をもっとよく知るために、その魅力を紐解いていきましょう!

竹富島とは?

沖縄でも有数の人気観光スポットである石垣島から10kmと離れていないので、船なら10分で到着できる竹富島は、サンゴ礁が海底から地表に現れたのが島の地盤の基礎となっており、地元人口も400人に満たない、とっても小さな島です。

島の歴史は古く、島に現存する遺跡に残っていた武器などを解析した結果、1100年代に作られたものであると言われています。他にも、島の西側に残る遺跡も1300年代に作られたものであることがわかっており、当時から島中、東西南北に渡って人が生息していた跡が残っています。

そんな歴史に溢れた小さな小さな竹富島ですが、島に住む人たちは郷土愛から『売ってはならない』、『汚してはならない』、『乱してはならない』、『壊してはならない』を1980年代に島の掟として制定し、地元の伝統や文化などを守るために尽力しています。

そのため、竹富島の中で新しく建物を新築や改修する場合は、伝統様式を必ず守って施工に取り掛かるなどの決まりがあります。さらに、竹富島に行く場合には300円の手数料が掛かります。支払い自体は任意なのですが、環境保護などのために充てられるなど、前述の掟と共に島自体を守る意識が強いのが見受けられます。

また、元々が珊瑚礁でできた島であるため、お米を作るのには土壌が適していないにもかかわらず、琉球王朝時代は米を年貢として政府へと上納する必要があったので、当時の島人は西表島まで通勤してお米を作っていたという記録が残っています。

しかし、この様な堅苦しい掟や年貢を納めるための苦労話などが島の全てではありません。太陽が微笑む、自然に恵まれた竹富島ならではの楽しみ方もあります。

竹富島の魅力とは?

外周は10kmもなく、島自体の大きさがかなり小さいため、宿泊施設の数も決して多くありません。そのため、観光で竹富島に訪れる人たちは、石垣島から日帰りの旅で訪れることがほとんどです。

しかし、そこは伝統が人々と共存する竹富島。水牛が引く伝統的な牛車に乗って、ガイドさんが方言を交えながら島の歴史などを説明してくれるのを聞きながら、島にある集落をのんびりと巡る旅から観光をスタートできます。

昔、竹富島ではありませんでしたが、沖縄に電気を通す企業のテレビコマーシャルで水牛に乗って隣の島まで行く人たちがいるのを観て、いつの日か沖縄に行って牛車に乗ってみたいと思った方も絶対にいるはずです。それを考えるだけでも沖縄の三味線を弾きながら歌う民謡が頭の中に流れてワクワクしてきますよね。

そんな牛車に揺られながら、石垣の壁の上に咲くハイビスカスと共に赤い瓦屋根の家々が並ぶ白い珊瑚の砂でできた集落の道を通り、そこに漂う生活感を肌で感じれば、気分はもう映画の中ではないでしょうか?

そして、そのまま行くと到着するのが『コンドイ浜』と呼ばれる、映画のワンシーンのような有名なビーチです。島全体を覆う白い珊瑚の砂、そして、沖縄ならではの透き通る青い海。浅瀬のビーチなので、海水浴でも人気のあるスポットです。

さらにビーチで忘れてはいけないのが、通称『星砂の浜』と呼ばれる『カイジ浜』です。遊泳は禁止されていますが、カイジ浜は木の枝から吊るされたブランコが有名なビーチです。その写真だけは見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

そしてなぜ、この砂浜が『星砂の浜』と呼ばれるかというと、実際に砂を手に取ってみるとわかるのですが、この砂浜は小さな小さな星の形をした砂で覆われているのです。また、夕方の日没時の美しさが有名なので、海の向こうには夕陽が浮かび、足元には星の砂、というロマンチックな風景の一部に自分も入りこんでみたいと思いませんか?

島民の生活

前述した通り、竹富島では高い石垣の壁に囲まれた赤い瓦の平屋の家が並ぶ集落が魅力的です。訪れた人だれもが、この昔ながらの沖縄建築に誰もが心を奪われてしまうはずです。でも、どうして、この様に集落の家が建てられているのでしょうか。

沖縄(特に宮古島)は昔から『台風銀座』と呼ばれるほど台風が多いことで知られています。そのために、沖縄にある伝統的な家屋は台風による大風や大雨の影響を考えて建てられています。竹富島の集落の家々も同じく、台風に備えた造りをしているんですね。

そして、竹富島の主な産業は観光業と言われていますが、実は民芸が盛んな島でもあります。琉球王朝時代から存在し、鹿児島の一部から沖縄にかけて作られている『芭蕉布』と呼ばれる植物の繊維から作る布が、今でも作られています。

また、日本各地に方言があるように、竹富島にも独自の方言があります。若年層で島の言葉を話せる人が減っているため、地元の学校で生徒たちに教えて発表会を開催するなど、有形文化や伝統以外の保存活動も積極的に行われています。

さらに『沖縄の方言 = 琉球語』というイメージではありますが、竹富島の方言には古い昔の日本語が含まれていると言われており、日本語や琉球語のミッシングリンクとして解明への期待がされています。

この竹富島では毎年9月になると70歳以上の方を敬う、敬老の日が設けられるなど、地元民たちの繋がりが非常に強いです。様々な伝統的な『感謝祭』の意味合いを持つ祭事が開催されています。特に日本政府から無形財産として認定されている陰暦の9、10月に1週間半に渡って開催される『種子取祭』は最大のイベントとなっています。

まとめ

時計が時を刻むのを忘れてしまったかのような竹富島。晴れた青い空、澄んだ青い海、白く輝く珊瑚礁と、絵に描いたようなスローライフを満喫できる南国のパラダイスと呼ばれる島です。

都会の暮らしに疲れたら、思いっきりリフレッシュしに竹富島へと行ってみるのはいかがでしょうか?ロマンに溢れるこの島に恋をして、帰りたくなくなってしまうかもしれません。

そして、夏の観光シーズンだけ遊びに行くのではなく、様々な祭事が行われるタイミングで訪れて島の文化に触れてみるのも楽しみ方の一つではないでしょうか。

人は誰しも歴史あるものに憧れます。どこから来て、どこへ行くのか。何もかもが慌ただしく動き続ける日本の中、時間が止まったような竹富島だけで見られる光景があるかもしれません。

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